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若狭大島『釣行武勇伝』



お客様の釣行レポート。記念すべき第一回は、関西圏内在住の「釣りキチ林家さん」

時は、平成17年11月4日(金)、船宿は若狭大島“庄栄丸”さんにお世話になりました。
サラリーマンであるのに金曜日の釣行?

それは、我社には年一回のリフレッシュ休暇とメモリアル休暇があり、メモリアルとは誕生日、結婚記念日等何れもかまわず、 私は、一昨年の11月4日に同じく庄栄丸さんで、浦島グリへの釣行でメジロ61〜64cm 4本、メダイ75cm、6.1kgの釣果を得た日をメモリアルとし休暇を取ったのであります。

当日は、息子と会社の釣友との3名で釣行し、10名の乗り合いでした。

乗船名簿に記入と支払いを済ませ、さぁ!抽選です。
私はクジ運に見放されているため、抽選は息子にお願いしたのですが、見事! 私が右舷大トモ、息子が左舷トモ(櫓シタ)となりました。

「今考えると、この時に歴史が動いていたのでしょう」

7時に出船し、途中大島沖で釣り開始、誰一人の竿曲がらず“船長から移動します、浦島行きますのでキャビンに入ってください”の声。
おおよそ1時間〜1時間半が経過し浦島到着です。

潮の流れが異常に速いことでイカリが降ろせずカカリ釣りが出来ません。
流し釣りの開始です。何回かの流しの結果、10名の竿は沈黙、僚船も釣れていなようです。
また船長の声がかかり移動。
次に到着したところは冠島近くです。
この時点で誰もが釣果をあきらめていたように感じました。
気合を入れ直し、さぁー釣り開始です。
海は今まで見たことのない、海上に絨毯を敷き詰めたような不思議な状態で近くの綺麗な冠島を観ていたその時!!

「歴史が動いた」 ではあーりませんか!
私の竿が海中にするどく突き刺さって
          大振動を起こしていたのです!


取り急ぎ竿を立て、電動スイッチオン!。
糸がどんどん出て行くのを押さえながら、少しづづ糸を巻いていく段階で、所謂鯛の三段引きの感触が伝わってきました。
期待を込め何とか引き上げ船長さんにタモ入れをしてもうと、
なぁなぁんと79センチ(5kg)もあるメスの真鯛でした。興奮・興奮・大興奮でした。
興奮さめぬ次投、
またしても竿がズトンと海中に突き刺さっているでは
あーりませんか!
先程と同じような三段引きを感じます。
まさか、またまた真鯛?・・・・・・・・・
息子にタモを願い、引き上げました!!
なぁなぁんとまたしても真鯛です。
今度はオスで船長が検寸するとなんと先程と同じ79センチ(5kg)でした。
同船の皆から祝福を受け、夢を観ているような感覚になった事を今も鮮明に覚えています。
この後、メジロ1本、メダイ3本を追加し、当日は船長さんのご好意で小一時間程度ハマチ釣りをさせて頂き、入れ食い状態の釣りを体験させて頂きました。

帰りの車中でも興奮状態は止まず、ルンルン気分で帰宅し、翌日には近所に御裾分けしました。
釣った魚は、それぞれに刺身やアラ汁 兜煮等、美味しく家族6名で、私の自慢話と共に胃袋に納めました。
現在、自宅及び会社のコンピューターの壁紙としてまた、リフォームした自宅の玄関に、当日撮影した真鯛の写真を飾っています。

                         釣行レポート : 釣りキチ林家


       船長のコメント

ほんま 「サプライズ」やってくれました。
メダイのことしか頭になかったのに 姿をあらわしたのは ほんま綺麗なビック真鯛、
メダイばかりを見てたせいか 「真鯛って こんな 美しい魚やったんや」と感じながら シャッターを押しました.。


あちらこちらでメダイのヒットする中 「釣りキチ林家」さんが またもや 大ダイを連続GET!凄い! ストレスや疲れなんか 「この瞬間」で? 吹き飛んでしまうといいます。

もちろん 船長も心の中では お客さん以上のガッツポーズさせてもらいました。ありがとう。
                     
                          by 船長



タルイカ 隠れファン急増中Message

和名はソデイカ、腕の膜が振袖のように見えるため。
日本海の漁師は樽で釣るからタルイカと呼ぶ。大きなもので20キロにもなるという化けものだ。

エサは、サンマやサバなどを使う。
タルイカは魚と違い、ヒレだけでなく噴水管からのジェット噴射を使って泳ぐため引きが強い。
秋を感じる頃、竿が満月に絞られ、ガンガン引く光景が見られます。
この豪快な引きに魅了される釣り人も多く、確実に人気を高めている。

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